弔電の文面は、故人との関係やご遺族との関係に合わせて選びます。短い文章でも、お悔やみの気持ちと差出人が分かれば十分に伝わります。ここでは、関係性や場面ごとに使いやすい例文をまとめました。
①訃報に接したこと → ②お悔やみ・哀悼の気持ち → ③ご遺族への気遣い、の順にするとまとめやすくなります。
そのまま使いやすい弔電の短い例文
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
突然のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。皆様のお悲しみをお察しし、心より哀悼の意を表します。
ご逝去の知らせに接し、深い悲しみを覚えております。ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げ、安らかな眠りをお祈りいたします。
友人・知人のご家族が亡くなった場合
故人と直接の面識が少ない場合は、ご遺族へのお悔やみを中心にすると自然です。
このたびのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。大切な方を亡くされたお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。どうかご無理をなさらずお過ごしください。
突然のお知らせに接し、驚きと悲しみでいっぱいです。ご家族の皆様のお悲しみをお察しし、心よりお悔やみ申し上げます。
友人・知人本人が亡くなった場合
故人との思い出がある場合は、具体的すぎない範囲で「笑顔」「温かい人柄」などを一言添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
突然の訃報に言葉を失っております。いつも温かく接してくださったお姿が忘れられません。心より哀悼の意を表し、安らかな眠りをお祈りいたします。
ご逝去の知らせに接し、深い悲しみを覚えております。優しい笑顔と温かなお人柄を偲び、心よりお悔やみ申し上げます。
会社の上司・同僚のご家族が亡くなった場合
ご家族様のご逝去を知り、謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様のお悲しみをお察しし、心より哀悼の意を表します。
このたびのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。大切な方を亡くされたお悲しみが少しでも和らぎますよう、お祈りしております。
取引先・仕事関係へ送る場合
法人として送る場合は、個人的な感情を強く出しすぎず、簡潔で丁寧な表現にまとめると使いやすくなります。
ご家族様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様に心より哀悼の意を表します。
ご逝去の報に接し、在りし日のお姿を偲び、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
ご尊父・ご母堂など続柄を入れる例文
| 続柄 | 例文 |
|---|---|
| ご尊父 | ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様のお悲しみをお察しし、心より哀悼の意を表します。 |
| ご母堂 | ご母堂様のご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます。皆様のお悲しみが少しでも和らぎますよう、お祈り申し上げます。 |
| ご主人 | ご主人様のご逝去に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様に心より哀悼の意を表します。 |
| ご令室 | ご令室様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。安らかな眠りをお祈りいたします。 |
宗教が分からない場合の文例
宗教・宗派が分からない場合は、特定の宗教を前提とする表現を避け、哀悼とご遺族への気遣いを中心にすると使いやすくなります。
ご逝去の知らせに接し、心よりお悔やみ申し上げます。穏やかな旅立ちでありますよう、心からお祈りしております。
突然のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
葬儀後に訃報を知った場合
葬儀が終わった後に訃報を知った場合は、「知らせを後から知ったこと」への驚きや、故人を偲ぶ気持ちを短く添えると自然です。
ご逝去を後から知り、驚きと悲しみでいっぱいです。生前のお姿を偲び、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様のご平安をお祈りいたします。
ご訃報を知り、在りし日のお姿が思い出されます。直接お別れを申し上げられず残念でなりません。心より哀悼の意を表します。
弔電で避けたい表現
弔電では、不幸の繰り返しを連想させる「重ね言葉」や、生死を直接的に表す言葉を避ける考え方があります。また、宗教・宗派によって適さない言葉もあります。
| 種類 | 確認したい表現の例 | 言い換え・対応 |
|---|---|---|
| 重ね言葉 | 重ね重ね、たびたび、返す返す | 文章から省く、別の言い回しにする |
| 繰り返しを連想させる表現 | 再び、続いて、追って | 文脈を見直し、必要のない表現は省く |
| 生死を直接表す表現 | 死亡、生きているころ | ご逝去、ご生前などに言い換える |
| 宗教に関係する表現 | 冥福、成仏、供養など | 宗教が不明なら宗教色の薄い表現を選ぶ |
例文を自分の言葉に直すコツ
相手との関係に最も近い例文を一つ選びます。
故人の人柄や思い出を、短い表現で添えます。
宗教が不明なら、宗教色の強い表現を避ける方法があります。
故人名・喪主名・差出人名を最後に見直します。
弔電の例文でよくある質問
弔電は短い文章でも失礼になりませんか?
短くても、お悔やみの気持ちが分かる丁寧な文章であれば問題ありません。長さよりも、相手との関係に合った表現と氏名の正確さを確認することが大切です。
「ご冥福をお祈りします」は使ってよいですか?
仏教の弔電では広く使われる表現ですが、宗教・宗派によって適さない場合があります。宗教が分からない場合は、宗教色を抑えた表現を選ぶ方法があります。
故人と面識がない場合は何を書けばよいですか?
ご遺族へのお悔やみを中心にした文章にすると自然です。故人との具体的な思い出を無理に入れる必要はありません。
会社名義の弔電でも個人的な言葉を入れてよいですか?
関係性によりますが、法人名義では簡潔で丁寧な文章が使いやすいです。特に親しい関係があった場合は、その範囲で故人を偲ぶ一言を添えることもできます。
句読点は使ってもよいですか?
現在のWeb電報では句読点を含む文章も広く利用されています。利用するサービスの入力・表示仕様に合わせて確認してください。
弔電の文面に差出人名を入れる必要がありますか?
サービス側に差出人欄が用意されている場合があります。受取側が誰から届いたか分かるよう、個人名や会社名・部署名などを正確に入力してください。
